頭痛を訴えて鍼灸院に来院した患者が帯状疱疹だった時の症例

さいたま在住の鍼灸師川口真平です。

せいけつ刺絡で治した!という話では無いのですが頭痛の患者さんの症例を報告させて頂きます。

症例報告

「頭が痛い40代女性」

3日前から頭が痛い、今まで偏頭痛とかは無かったが、激しい痛みがある。発症時から比べるとほんの少し痛みは落ち着いているがほぼ変わりは無い。

脳神経外科や内科に行ってMRI等検査したものの異常はなく「様子を見ましょう」と言われた。

放置しても良くなる気配がなくそんな中で当院の頭痛コースを見つけて来院された。

顔色は黒く、冷や汗をかいておりその影響が頭皮もベタベタしている。 身長155cm巻き肩、体型はふくよか。痛みで眠りも浅く、ボソボソと不明瞭に喋る。

子どもと一緒に来院されお子さんは待合室にてお待ちいただく。

痛みが強くて辛い。何とかして良くして欲しいとの要望。

「病院案件では?」と思うも既に2件病院に行って異常なしと言われていることもあり施術を始める。

肩こり、頚椎の歪み、子育てのストレスが原因と考え全身施術していくもあまり変化はなく苦しそう。

施術しながら話をさらに詳しく聞いていると痛む場所は

「右半分の頭頂部〜後頭部」であり、

頭部の施術していて患部に触ると痛みが増すと言う。

痛みの性質は「ピリピリ」と皮膚表面に痛みが走る。

ここまで来てピンと来たので帯状疱疹を疑い、頭皮をチェックするも全く水泡や発赤は無い。

以前勤務していたクリニックにて発赤等無くても帯状疱疹と発覚した患者さんを見ていたので水泡が出てなくて帯状疱疹による神経痛が疑わしいと判断。患者さんにもこの後すぐに皮膚科を受診して欲しいとお伝えした。

治せないの?と納得して無さそうな雰囲気も出しつつ、お帰りになる。

メールにて経過をまた教えてくださいとお伝えするも返事がなくその後どうなったかな〜と思いながら2ヶ月経過。

突然その患者さんが院に訪れてお礼のお菓子を手渡してくれた。

その後すぐに皮膚科に行って帯状疱疹の薬をもらった所すぐに良くなったそう。

結局皮膚症状は出なかったが、薬で良くなったので帯状疱疹だったのでしょうと医師に診断されたとの事。

・痛む場所が明確である

・触ると痛み悪化

・ピリピリとした痛み

・今までにない痛み

と言うのかキーポイントだと思った。

フツーの頭痛は場所が明確でなく、ズーンとした痛み方がほとんどなので

場所、増悪因子、痛みの種類をしっかりヒアリングする事が頭痛の診療には大切だと感じた。

鍼灸もも帯状疱疹後神経痛に効果ある様ですがまずは抗ウイルス薬の標準治療が良いと考え皮膚科受診を勧めました。

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