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患者さんのいう事を信用しない方が良いこともある、という話 問診の落とし穴

タイトルで驚いた方もいますでしょうか?
さんざん患者さんに寄り添う!とか言ってたのにカワグチ乱心か⁉
いえ違うのです。例えばこんなことがあるのです。

川口 その後調子はどうですか?

患者さん:いや~全然良くならないね~。変わらないよ。

川口 右ひじの痛みは変わらないのですね。では左ひじの痛みはどうですか?

患者さん:左?。。。。左は別に痛くないよ?右がすごく痛いんだよ。

川口 前回来たときは右ひじの痛みと左ひじの痛みを訴えていらっしゃいましたよね。でも今日は左は痛くないんですね。

患者さん:あーそういえば左は痛くなくなってるね。。。良くなってるのかな?

川口 その可能性が高いですね!左が良くなってきてるなら治療の方向性は間違ってないですし、続ければ右ももっと良くなると思いますよ!では今日も治療していきましょう!

患者さん:よろしくお願いします!

。。。どうでしょうか?
患者さんは「何も変わらない、全然良くならない」と言っていますが実際のところ左の痛みは無くなっているわけですので良くなってないというのは不正確なのですね。なのでそれをそのまま受け止めて治療を行うとその時の体の状態を把握しきれていないのであまり良くないのですね。

それだけでなく患者さん自身も体の状態を把握できていないという事なので変化を感じてもらうのも施術の納得感、満足感にも繋がるのではないかと思います。

患者さん自身が良くなっていることに目を向けてもらうことでもっと良くなろうとする体のチカラも活発になるのでそういった観点からも患者さんのいう事をそのまま受け止めない方が良いときもある、という事なのですね。

(まれに全く変化がないという人もいますがその時はまた別のアプローチで治療していきます。いずれにせよ問診はとても大事なのです)

川口しんぺい

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コメント

コメント一覧 (2件)

  • 病院や整体院等色々とお世話に成りましたが正直、相性ってあると思います。話しずらいと足は向かないです。聞く力と自分の状態を表現する力が合わさって的確な治療を受けることが出来るのかな?だから病院も治療院も人たらしだったり物腰が柔らかい先生がいると繁盛すると思います。西洋と東洋治療が連携したら病の治癒力アップしないんでしょうか?

    • >>西洋と東洋治療が連携したら病の治癒力アップしないんでしょうか?
      もちろんそれはその通りで、東洋にも西洋にも得意不得意があるので、お互いに補完しあうことで質の高い医療を提供することができます。
      例えば問診ですが、保険診療のクリニックはすべて点数で医療費が決まってきます。丁寧に問診して診察するのも1分で終わって薬だけ出すのも
      同じ売り上げなわけですね。そのため検査上異常のない体調不良はそこまで手をかけられないというのが病院での正直なところだと思います。
      保険診療の問題点でもあります。
      その点治療院ではしっかり時間をかけて問診できるので色々なアプローチを試すことができるというメリットがありますね。
      ただ骨折などの外科的な処置が必要な場合、内臓の病気が原因の腰痛などは対処できないのでその場合は病院の受診を進めることになると思います。

      そうですね、病院や治療院にかかわらず先生が話聞いてくれないと寂しくなってしまいますからしっかり聴きだして施術していきたいですね。

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